奥歯を失ったら!インプラント治療を選択するメリットと注意点
こんにちは。松山市余戸、伊予鉄郡中線「余戸駅」より徒歩12分にある歯医者「おひさま歯科クリニック」です。
奥歯は食事をするうえで重要な役割を担っており、噛む力の多くを担う部位です。奥歯を失うことは見た目の変化だけでなく、噛む力の低下や全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
そうした状態を改善する治療のひとつがインプラント治療です。なかでも、奥歯のインプラント治療は、構造的・機能的に難易度が高いとされています。
今回は、奥歯を失った場合に起こりうる問題から、インプラント治療の特徴や注意点までをわかりやすく解説します。奥歯を失い、インプラント治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
奥歯を失うとどのような問題がある?

奥歯は、食べ物をすりつぶしてしっかりと噛むために欠かせない歯です。前歯よりも噛む力が強く、硬いものを食べるときにも大きな役割を果たしています。
その奥歯がなくなると、食事の際に思うように噛めず、柔らかい食べ物ばかりを選ぶようになることがあります。これにより栄養バランスが偏り、健康面に影響を及ぼす可能性があるでしょう。
また、奥歯は噛み合わせのバランスを整える役割もあります。奥歯が抜けたままの状態が続くと、反対側の歯に負担が集中し、顎の関節に違和感が出ることがあるのです。
さらに、隣の歯が空いたスペースに倒れ込んだり、噛み合う歯が伸びてきたりと、全体の歯並びに乱れが生じやすくなります。
このように、奥歯を失うことは食事だけでなく、口腔内全体のバランスや健康にも関わってくるため、早めに治療を受けることが大切です。
奥歯のインプラント治療は難しい?

奥歯のインプラント治療は難易度が高いとされています。それは、歯の位置や骨の状態など、さまざまなことが関係しているからです。以下に、その理由を具体的に解説します。
噛み合わせの調整が必要になる
奥歯は、食べ物をしっかりと噛み砕くために大きな力が加わる場所です。そのため、インプラントを入れる際には、上下の歯の噛み合わせを細かく調整する必要があります。
噛む位置がずれていたり、力のかかり方に偏りがあったりすると、インプラントに過剰な負担がかかり、周囲の歯や顎に悪影響を及ぼすおそれがあります。とくに複数の歯を同時に治療する場合には、バランスよく噛めるように綿密な計画と調整が重要になります。
上顎洞との位置関係を考慮する必要がある
上の奥歯の上部には上顎洞と呼ばれる空洞があります。インプラントを埋め込む骨がこの空洞に近い場合、そのままでは十分な固定ができないことがあります。そのため、骨を増やす処置が必要になるケースがあります。
治療を安全かつ確実に進めるためには、歯科医師による事前の詳しい検査と計画が欠かせません。
神経や血管を損傷するリスクがある
下の奥歯にインプラントを埋め込む際には、下歯槽神経の位置に注意が必要です。
この神経は下唇やあごの感覚を司っており、インプラントが近すぎたり接触したりすると、しびれや痛みが出ることがあります。また、骨の中には血管も走っているため、誤った位置に器具を入れると出血の原因になる可能性もあります。
こうしたリスクを避けるためには、事前にCT撮影などで骨の形や神経の位置をしっかりと把握したうえで治療を進めることが大切です。
手術の器具が届きにくい
奥歯は口の奥深くにあるため、手術中に器具が届きにくく、視野も限られます。このような位置での作業は細かい調整が難しく、より高い技術が求められます。また、口が大きく開けにくい方や、あごが小さい方では、さらに工夫が必要になることがあります。
奥歯をインプラントにするメリット

奥歯を失った場合の治療法として、インプラントには多くの利点があります。噛む機能を回復できるだけでなく、周囲の歯や口元の見た目にも良い影響を与えるのが特徴です。ここでは、奥歯をインプラントにすることで得られる主なメリットについて解説します。
しっかり噛めるようになる
インプラントは顎の骨にしっかりと固定されるため、天然の歯に近い噛む力を取り戻すことができます。奥歯は食べ物を細かく砕く役割を担っており、インプラントによって硬い物でも安心して噛めるようになります。
噛む力が回復することで、食事の選択肢も広がり、食べる楽しみや栄養バランスの改善にもつながります。
周囲の歯への負担が少ない
インプラントは単独で機能するため、ブリッジのように隣の歯を削ったり支えにしたりする必要がありません。
周囲の健康な歯をそのまま残すことができるため、長期的に見てほかの歯を守ることにもつながります。結果として、口全体のバランスを保ちながら自然な噛み心地を得られる点が大きな利点です。
発音しやすくなる
奥歯を失うと、空気の流れや舌の動きに影響が出ることがあります。その結果、会話の際に言葉が聞き取りにくくなることがあるのです。
しかし、インプラントで奥歯を補うことで、口の中の状態が安定し、発音が明瞭になります。人と話す機会が多い方にとっては、日常生活の質の向上にもつながるでしょう。
自然な見た目を再現できる
インプラントは見た目にも優れており、人工歯の形や色は周囲の歯に合わせて作られます。そのため、笑ったときや大きく口を開けたときでも不自然さがなく、自然な印象を与えることができます。
奥歯でも見た目に配慮した治療を受けたい方にとって、インプラント治療は満足度の高い選択肢といえるでしょう。
奥歯をインプラントにする場合の注意点

奥歯のインプラント治療には多くのメリットがありますが、治療を受けるにあたって注意しておきたい点もいくつかあります。あらかじめ知っておくことで、より安心して治療に臨むことができるでしょう。ここでは、代表的な注意点について詳しくご紹介します。
治療期間が長い
インプラント治療は、人工歯根であるインプラント体を埋め込んで終わりというわけではありません。インプラント体があごの骨としっかり結合するまでに数ヶ月の時間が必要です。さらに、骨の量が足りない場合には、事前に骨を増やす処置を行うこともあります。
こうした準備や治癒期間を含めると、治療全体で半年から1年ほどかかることもあります。そのため、時間に余裕をもって計画を立てることが大切です。
定期的なメンテナンスが不可欠
インプラントを長く安定した状態で使い続けるためには、日常のケアに加えて、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることが重要です。
特に奥歯は奥まった位置にあるため、汚れがたまりやすく、セルフケアだけでは磨き残しが生じることがあります。そのままにしておくと、インプラントの周囲に炎症が起こり、骨の吸収が進行する恐れがあります。
そうならないためには、歯科衛生士による専門的なクリーニングを受けることと、定期的に検診を受けることが大切なのです。
高額な費用がかかる
インプラント治療は保険が適用されない自由診療となるため、費用が高くなりやすい傾向があります。さらに、骨を増やす処置が必要となる場合は、追加の費用も発生します。
治療を受ける前に、見積もりや支払い方法についてしっかり確認し、納得したうえで進めることが大切です。
まとめ

奥歯を失ったままにしておくと、噛む力の低下や噛み合わせの乱れ、周囲の歯への悪影響など、さまざまな問題が起こる可能性があります。こうした状況を改善する手段として、インプラント治療は非常に有効です。
奥歯のインプラントは難易度が高く、注意点もありますが、適切な計画とケアを行えば、高い機能性と見た目の自然さを長期間保つことができます。
インプラントを検討する際は、メリットだけでなく注意点についてもよく理解し、信頼できる歯科医師と相談しながら、自分に合った治療方法を選ぶことが大切です。
インプラント治療を検討されている方は、松山市余戸、伊予鉄郡中線「余戸駅」より徒歩12分にある歯医者「おひさま歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯治療に限らず、さまざまなお口のお悩みに対応し、患者様一人ひとりに寄り添った歯科医療で健康維持に努めております。当院のホームページはこちら、WEB予約も受け付けておりますので、ご活用ください。

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