こんにちは。松山市余戸、伊予鉄郡中線「余戸駅」より徒歩12分にある歯医者「おひさま歯科クリニック」です。
歯の黄ばみやくすみが気になり、笑顔に自信が持てないとお悩みの方は多いのではないでしょうか。毎日歯磨きをしていても、加齢や生活習慣によって歯の色は徐々に変化し、放置すると見た目の印象だけでなく、口元の清潔感にも影響を及ぼします。
そのため、近年は歯を白くするホワイトニングを希望する人が増えています。
しかし、一口にホワイトニングといってもいくつか種類があり、それぞれ特徴や効果、施術方法が異なります。自分に合った方法を選ぶためには、違いを理解することが大切です。
今回は、ホワイトニングの種類について詳しく解説します。ホワイトニングを検討している方や、自分に合った方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
ホワイトニングとはどんな処置?

ホワイトニングとは、さまざまな要因で黄ばんだ歯を本来の自然な白さに近づけるための審美的な歯科処置です。
主に過酸化水素や過酸化尿素を含む薬剤を使用して施術が行われ、これらの成分が歯の内部に浸透し、沈着した色素を分解することで、歯を白くしていきます。健康な歯を削ったり傷つけたりすることなく、自然な白さを取り戻すことが可能です。
歯が黄ばむ主な原因
歯が黄ばむ原因は外的要因と内的要因に分けられます。
外的要因(生活習慣による歯の黄ばみ)
歯の黄ばみは、日々の生活習慣によって引き起こされることが多くあります。特にコーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなどの色の濃い飲食物は歯の表面に色素を残しやすく、継続的に摂取することで着色汚れが蓄積されていきます。
また、タバコに含まれるタールは、歯の表面に強く付着し、頑固な黄ばみの原因になります。喫煙者の歯が茶色っぽく見えるのは、このヤニ汚れによるものです。
さらに、毎日の歯磨きが不十分だったり、定期的にクリーニングを受けていなかったりする場合、歯垢や歯石が蓄積し、色素が沈着しやすくなります。
加えて、口腔内が乾燥している場合も注意が必要です。唾液には口の中を洗浄する働きがありますが、分泌量が減ると汚れが残りやすくなり、黄ばみのリスクが高まります。これらの要因は、日常のちょっとした意識で予防できることが多いため、生活習慣の見直しが重要です。
内的要因(体質や加齢による歯の黄ばみ)
歯の黄ばみは、生活習慣だけでなく、体の内側から起こる変化によっても生じます。加齢に伴い、歯の表面を覆うエナメル質が徐々に薄くなり、内側の象牙質(黄色っぽい層)が透けて見えるようになります。これは自然な老化現象であり、誰にでも起こり得るものです。
また、日本人はエナメル質が薄い傾向があり、その分、象牙質の色が目立ちやすくなります。もともとの歯の色味には個人差があり、白い歯の基準も人それぞれです。
さらに、テトラサイクリン系の抗生物質を幼少期に服用した場合、歯の内部に色素が沈着し、灰色や黄色っぽく変色することがあります。
ほかにも虫歯が進行すると、歯の色が黒ずんだり黄ばんだりすることがあります。また、古い詰め物や被せ物が劣化することで、歯の色が不自然に見えることもあります。
これらの要因は、体質や過去の治療歴に関係するため、歯科医院での診断と適切なケアが必要です。
ホワイトニングができないケース
ホワイトニングはすべての方に適応となるわけではありません。例えば、薬剤に含まれる過酸化水素を分解できない無カタラーゼ症の方の施術は禁忌です。また、妊娠中や授乳中の方は安全性の観点から、ホワイトニングは控えるのが一般的です。
さらに重度の歯周病や虫歯がある場合は、薬剤が内部に浸透し、痛みや炎症を引き起こす可能性があるため、先にこれらの治療を行う必要があります。
加えて、過去の治療で被せ物・詰め物・インプラントなどの人工歯がある方も注意が必要です。人工歯部分にはホワイトニング剤が効果を示さないため、天然歯部分との仕上がりに差が出ることが考えられます。
ホワイトニングの主な種類と特徴

ホワイトニングの方法には複数の方法があり、それぞれ効果の現れ方などが異なります。
オフィスホワイトニング
歯科医院で高濃度の専用薬剤と特殊な機器を用いて行う方法です。1回の施術でも白さの変化を感じやすいですが、ご自身の歯の状態や希望する白さによっては、複数回の通院が必要になる場合もあります。
施術は、歯科医師や歯科衛生士などの専門家が行うため、安全性が高く、初めての方でも安心して受けられます。
施術時には、まず薬剤がしっかり作用するよう口腔内のクリーニングを行い、歯の表面に付着した汚れを除去します。次に歯の表面にホワイトニング剤を塗布し、専用の光を照射することで薬剤の効果を促進し、歯の内部に沈着した色素を分解していきます。
ホームホワイトニング
歯科医院で作製した専用のマウスピースに低濃度のホワイトニング剤を入れ、毎日一定時間装着する方法です。即効性は期待できませんが、じっくりと歯を白くしていくため、色戻りしにくく、自然な白さを長く保ちたい方に選ばれています。
デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせて行う方法です。
まず歯科医院で施術を受け、そのあと自宅でホームホワイトニングを継続します。両方の利点を活かすことで、より高い効果や持続性が期待できますが、個人の歯の状態や生活習慣によって結果は変わってきます。
セルフホワイトニング
自宅やサロンなどで歯磨き粉やホワイトニングキットなどの市販の製品を使う方法です。
過酸化水素などの漂白成分を使用しないタイプが多く、歯の表面の汚れを落とすことで黄ばみの改善を図ります。そのため、安全性は高いものの、歯科医院で行う方法ほどの効果は期待できません。
初めてホワイトニングを試してみたい方や、メンテナンス目的で利用する方に向いているでしょう。
ホワイトニングの種類ごとの比較

それぞれに効果の現れ方や持続期間、安全性などに違いがあります。自分に合った方法を選ぶために、代表的なホワイトニングの特徴を比較してみましょう。
効果の即効性と持続期間
オフィスホワイトニングでは高濃度の薬剤を使用するため、短期間で白さを実感しやすい傾向があるものの、持続期間は3か月から半年程度とされています。
ホームホワイトニングは、白さが現れるまでに2週間から1か月程度かかることが多いものの、効果は1年程度持続することが期待できます。
市販の製品を使うセルフホワイトニングは、白さの変化は緩やかで、持続期間も短い傾向があります。
安全性とリスク面での比較
オフィスホワイトニングやホームホワイトニングは、歯科医師の指導のもとで行うため安全性が高いとされています。
しかし、薬剤の影響で知覚過敏や歯ぐきへの刺激が起こる場合もあります。
セルフホワイトニングは手軽ですが、適切な使用方法を守らないと歯や歯ぐきにダメージを与えるリスクがあるため、注意が必要です。
自分に合ったホワイトニングの選び方

ホワイトニングを選ぶ際は、目的やライフスタイルに合わせて方法を選ぶことが大切です。
- 短期間で白さを実感したい方:オフィスホワイトニング
- 自然な白さを長く保ちたい方:ホームホワイトニング
- 即効性と持続性の両方を求めたい方:デュアルホワイトニング
- 気軽に試してみたい方:セルフホワイトニング
ホワイトニング後に気をつけたいこと
ホワイトニング後の歯を美しく健康に保つためには、日々のセルフケアや生活習慣に注意が必要です。
効果を長持ちさせるセルフケア
ホワイトニングの効果を維持するためには、毎日の丁寧な歯磨きが欠かせません。研磨剤の少ない歯磨き粉を選び、やさしくブラッシングすることで歯への負担を減らせます。
また、歯科医院で定期的にクリーニングやメンテナンスを受けることで、着色やプラークの蓄積を防ぎやすくなります。
施術後の食事や生活上の注意点
施術直後は歯の表面が一時的にデリケートな状態になるため、色の濃い飲食物は控えることが推奨されます。喫煙も着色の原因となるため、できるだけ避けることが望ましいでしょう。
また、酸性の飲食物も歯に刺激を与えることがあるため、摂取後は水で口をすすぐなどの工夫が役立ちます。
知覚過敏などのトラブル対策
ホワイトニング後には知覚過敏の症状が現れる場合があります。冷たい飲み物や食べ物を避け、知覚過敏用の歯磨き粉を使うことで症状を和らげることができます。多くは一時的ですが、強い痛みや違和感が続く場合は、無理をせず歯科医師に相談することが大切です。
まとめ

ホワイトニングは、さまざまな要因で黄ばんだ歯を本来の自然な白さに近づけるための方法です。
複数の方法があり、それぞれに効果の現れ方、持続期間、安全性などの違いがあります。自分の目的やライフスタイル、歯の状態に合わせた施術方法を選ぶことで、より満足のいく結果が得られます。
気になる方は、まず歯科医院で相談し、自分に合った方法を見つけることが大切です。
ホワイトニングを検討されている方は、松山市余戸、伊予鉄郡中線「余戸駅」より徒歩12分にある歯医者「おひさま歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯治療に限らず、さまざまなお口のお悩みに対応し、患者様一人ひとりに寄り添った歯科医療で健康維持に努めております。