横向きに生えた親知らずは抜いたほうがよい?抜く方法と抜いたあとの注意点
こんにちは。松山市余戸、伊予鉄郡中線「余戸駅」より徒歩12分にある歯医者「おひさま歯科クリニック」です。
親知らずがまっすぐ生えていないことに気づいても、「痛みがないから大丈夫」とそのままにしている方も多いのではないでしょうか。しかし、横向きに生えている親知らずを放置すると、さまざまなトラブルを引き起こすリスクがあります。
この記事では、親知らずが横向きに生える原因や放置するリスク、抜歯の流れや術後の注意点について解説します。抜歯を検討している方はもちろん、まだ様子を見ている方もぜひ参考にしてください。
親知らずが横向きに生える原因

親知らずが横向きに生える主な原因は、顎の骨のスペース不足です。現代人は、食生活の変化により硬いものを噛む機会が減少し、顎が小さくなったといわれています。その結果、親知らずが生えるための十分なスペースが確保できず、正しい方向に生えることが難しくなるのです。
また、すでに他の歯が並んでいる状態で生えてくることも原因の一つです。親知らずは成長期が終わった10代後半以降に生え始めるため、限られたスペースに無理やり生えようとして、横向きに埋まったままになることもあります。
横向きに生えた親知らずは抜いたほうがよい?

横向きに生えている親知らずは、抜歯したほうがよいケースが多いです。そのまま放置するとさまざまなトラブルを引き起こすリスクが高まるからです。
横向きの親知らずを置いておくリスク
以下に、横向きに生えた親知らずを放置するリスクについて解説します。
痛みが生じる
親知らずが横向きに生えていると、歯ぐきの中で歯が押される状態が続くため、周囲の神経や骨に刺激を与えて痛みが出やすくなります。慢性的な鈍い痛みや、急に強い痛みとして現れることもあり、日常生活や仕事に支障をきたす場合もあるでしょう。
また、ストレスや体調不良によって痛みが悪化することも少なくありません。
虫歯や歯周病になる
横向きに生えた親知らずは、歯ブラシが届きにくくプラークがたまりやすいです。そのため、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
虫歯になると、治療が難しくなるだけでなく、隣の歯にも悪影響を及ぼしかねません。歯周病が進行すると、骨が溶けて歯が抜け落ちることもあります。
歯並びや噛み合わせに悪影響を与える
横向きに生えた親知らずは隣の歯を押すことが多く、これによって歯並びが乱れる可能性があります。矯正治療を受けた人は、再び歯並びが崩れる原因にもなり得ます。
また、親知らずが生えてくることで噛み合わせのバランスが崩れると、顎関節や顎の筋肉に負担がかかるようになります。顎関節症になったり、頭痛や肩こりが生じたりするケースもあるでしょう。
智歯周囲炎になる
智歯周囲炎とは、親知らずの周囲で炎症を起こした状態です。親知らずが中途半端に生えて歯ぐきがかぶっている状態では、歯と歯ぐきの境目にプラークや食べかすがたまりやすくなります。その結果、炎症が起きやすくなり、痛みや腫れ、膿などの症状が現れることがあります。
智歯周囲炎は繰り返しやすく、慢性化すると顎の関節や顔全体にまで症状が及ぶこともあるため、早めに対処が必要です。
嚢胞ができる
埋まったままの親知らずの周囲に、嚢胞(のうほう)と呼ばれる袋状の病変ができることがあります。嚢胞は、歯の周りにある組織が変化して液体がたまり、徐々に大きくなるものです。痛みを伴わずに進行することも少なくありません。
嚢胞が大きくなると顎の骨を圧迫し、骨が薄くなったり、隣の歯を動かしたりするおそれがあります。
親知らずを抜くときの流れ

ここでは、親知らずを抜くときの流れについて解説します。
診察・検査
まずは診察を行い、親知らずの状態を確認します。その後、レントゲンやCTを撮影して、親知らずの位置や神経との距離、歯の形状などを調べ、抜歯の方法を検討します。
麻酔
抜歯の前には局所麻酔を施します。麻酔が効くまで数分程度待ち、麻酔の効果がしっかりと現れたことを歯科医師が確認してから、処置を始めます。
抜歯処置
親知らずが横向きに埋まっている場合は、歯ぐきを切開して歯を見える状態にし、必要に応じて歯や周囲の骨を削ってから取り除きます。そのまま取り除くのが難しい場合は、歯を分割して少しずつ取り出すケースもあります。
親知らずがまっすぐ生えている場合はそれほど時間はかかりませんが、横向きに生えている場合は30〜60分程度かかることが多いです。
抜歯後は、ガーゼを噛んで止血します。抗生物質と痛み止めを処方されることが多いため、歯科医師の指示に従って内服しましょう。
経過観察・抜糸
抜歯後は翌日〜1週間ほどで経過観察のために再度受診します。縫合した場合は抜歯後1週間程度で抜糸を行います。傷口の治り具合や感染の有無を確認し、問題がなければ治療は終了です。
親知らずを抜いたあとの注意点

親知らずを抜いたあとは、正しくケアを行わないと、痛みや腫れが長引いたり、感染症を引き起こしたりする可能性があります。以下では、抜歯後の注意点を解説します。
傷口を刺激しない
抜歯してから数日は、歯磨きのときに傷口に触れないようにしましょう。強く歯磨きしたりうがいを頻繁にしたりすると、血餅(けっぺい)が取れて再度出血する可能性があります。
血餅とは血の塊で、かさぶたの役割を果たすものです。血餅が取れないよう、歯ブラシで抜歯した部位を触れるのは避けてください。
抜歯当日は安静にする
抜歯後、血行が良くなると傷口から出血する可能性があります。そのため、激しい運動や長時間の入浴は控えましょう。
抜歯当日は湯船につかるのではなく、シャワーで済ませるのが望ましいです。安静を心がけ、できるだけ身体を休めるようにしましょう。
刺激の少ない食べ物を選ぶ
抜歯当日は、できるだけおかゆやスープ、ゼリーなど、やわらかくて刺激の少ない食事を選びましょう。硬いものや熱すぎるもの、辛いものなどは、傷口を刺激して痛みや出血の原因になります。
飲酒・喫煙を控える
親知らずを抜いた後は、傷口の治癒を妨げる可能性があるため、飲酒や喫煙は控えることが大切です。アルコールは血行を促進し、出血を招くおそれがあります。
また、たばこに含まれる有害物質は、血流を悪くし、傷の治りを遅らせる可能性があります。最低でも3日間、できれば1週間以上の禁煙・禁酒が望ましいです。
痛みや腫れに対して適切に対処する
抜歯後は、ほとんどの方が痛みや腫れを感じます。痛みを軽減するために、用法・用量を守って処方された痛み止めを服用しましょう。
冷やすことでも痛みや腫れを軽減できますが、氷や保冷剤など冷たすぎるものを使ったり、長時間冷やしすぎると血流が悪くなり、かえって治りが遅くなる可能性があります。冷やす際は、頬の外側から濡れタオルで冷やすと良いでしょう。
指示通り抗生物質を服用する
親知らずの抜歯後には、感染を防ぐために抗生物質が処方されることが一般的です。痛みや腫れが落ち着いても、処方された抗生物質は決められた期間きちんと飲み切りましょう。途中で服用をやめると、細菌が残って炎症を起こすリスクが高まります。
また、抗生物質の服用中は、アルコールや一部の食品との組み合わせに注意が必要な場合もあります。薬の飲み合わせや副作用については、しっかり確認しておきましょう。
まとめ

横向きに生えた親知らずは、虫歯や智歯周囲炎、歯並びや噛み合わせへの悪影響など、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。症状がない場合でも、放置すると気づかないうちに問題が進行するケースも少なくありません。
そのため、抜歯が検討されることが多いです。抜歯後は、傷口への刺激を避ける、処方された抗生物質を服用するなど、歯科医師の指示に従って過ごしましょう。親知らずが気になる方は、早めに歯科医師に相談してください。
親知らずの抜歯を検討されている方は、松山市余戸、伊予鉄郡中線「余戸駅」より徒歩12分にある歯医者「おひさま歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯治療に限らず、さまざまなお口のお悩みに対応し、患者様一人ひとりに寄り添った歯科医療で健康維持に努めております。当院のホームページはこちら、WEB予約も受け付けておりますので、ご活用ください。

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