子どもの口呼吸がもたらす影響とは?改善する方法と予防法も
こんにちは。松山市余戸、伊予鉄郡中線「余戸駅」より徒歩12分にある歯医者「おひさま歯科クリニック」です。
日中に無意識に口を開けているお子さまや、夜寝ている間に口を開けているお子さまを見かけて「これって口呼吸なのかな?」と気になる保護者の方もいるでしょう。子どもの口呼吸は、見た目だけではなく健康にもさまざまな影響を及ぼす可能性があります。
今回は、子どもが口呼吸をする原因や影響、改善方法、予防法などについて解説します。「子どもの口呼吸が気になる」という保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
子どもが口呼吸をする原因

子どもが口呼吸をする背景には、さまざまな要因が関係しています。以下に詳しく見ていきましょう。
鼻づまりによる慢性的な呼吸障害
慢性的な鼻づまりは、子どもが口呼吸に移行する最も一般的な原因のひとつです。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などによって鼻の通りが悪くなると、子どもは無意識のうちに口で呼吸をするようになります。
鼻づまりが長期間にわたって続くと、たとえ一時的に鼻が通るようになっても、口呼吸の習慣が残りやすく、元の鼻呼吸へ戻りにくくなる傾向があります。また、慢性的な口呼吸は、鼻の粘膜機能の低下を引き起こし、ウイルスや細菌が体内に入りやすくなることもあります。
鼻づまりを放置せず、適切に対処することが、口呼吸の予防に直結します。
習慣化した口呼吸
風邪やアレルギーなどで一時的に口呼吸になったあと、そのまま口で呼吸する癖が残ることがあります。子どもの場合、自分で気づくのが難しく、知らないうちに口呼吸が習慣になっていることもあるのです。
長期間口で呼吸していると、舌の位置が正しい場所からずれたり、口まわりの筋肉がうまく使えなくなったりして、さらに口呼吸が続きやすくなります。命に関わるような問題ではないため見過ごされやすいですが、習慣化するとさまざまな不調の原因になる可能性もあるため、早めに気づいて対応することが大切です。
口周りの筋肉の未発達
口呼吸が習慣化しやすいもう一つの理由に、口回りの筋肉が十分に発達していないことが挙げられます。とくに現代の子どもは、やわらかい食べ物を好む傾向があり、あごや口周りの筋肉を使う機会が少なくなっています。
筋肉が弱いと、口が自然に開いたままになりやすく、無意識のうちに口呼吸をしてしまうことがあります。
姿勢の影響
現代の子どもたちは、スマートフォンやゲーム、タブレットなどを使う時間が増え、猫背や前かがみの姿勢が習慣化しやすくなっています。こうした姿勢は、首や胸まわりの筋肉に影響を与え、呼吸のしやすさにも関係します。
前かがみの姿勢では、自然と口が開きやすくなり、口呼吸の癖がつくことがあります。日常的に正しい姿勢を意識することで、呼吸の状態も整いやすくなります。
子どもの口呼吸がもたらす影響

子どもが口呼吸を続けると、身体や発達にさまざまな影響が現れることがあります。ここでは、主な影響について詳しく解説します。
免疫力が低下する
口で呼吸をしていると、ウイルスや細菌がそのまま体に入りやすくなります。本来、鼻の中には小さなフィルターのような働きをする毛(繊毛)や粘膜があり、空気中のほこりやウイルス、細菌などを取り除いたうえで体に取り込む仕組みになっています。
しかし、口呼吸ではこうした仕組みが働かないため、細菌やウイルスが直接のどや気管、肺などに入りやすくなります。その結果、風邪をひきやすくなったり、咳が長引いたりすることがあります。
虫歯や歯周病にかかりやすくなる
口呼吸が習慣になると、口の中が乾きやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。通常、唾液には口内を洗浄し、細菌の繁殖を抑える役割があります。しかし、口呼吸によって唾液が乾くと、その防御力が低下し、細菌が増えやすい環境になります。
また、就寝中も口が開いたままだと、寝ている間に細菌が増殖しやすくなります。これにより、朝の口臭が強くなったり、歯茎に炎症が見られたりすることもあります。しっかりと鼻で呼吸する習慣を身につけることは、虫歯や歯周病の予防にもつながるのです。
顎や歯の発育に悪影響を及ぼす
口呼吸の習慣があると、口周りの筋肉のバランスが崩れやすくなります。本来、口が閉じた状態で、顎の位置は正しい位置関係を保っています。
口を開けたままにしていると、上あごや下あごの発達に偏りが生じることがあります。たとえば、上あごが狭くなったり、歯並びが乱れたりする原因となり、将来的に矯正治療が必要になることもあります。成長期の子どもにとって、正しい呼吸と口の使い方は、健全な顎の成長には欠かせないといえるでしょう。
発音や発語に影響を及ぼす
口呼吸が習慣になると、舌の位置や動きに影響が出ることがあります。舌が正しい位置にないと、サ行やタ行などの発音が不明瞭になったり、話し方に癖がついたりすることがあるのです。
睡眠の質が低下する
口呼吸の子どもは、夜間にいびきをかいたり、何度も目を覚ましたりすることがあり、十分な睡眠をとれていないケースがあります。
これは、口からの呼吸では空気がうまく取り込めず、眠っている間も呼吸が浅くなりがちなためです。
深い眠りが妨げられると、翌日の集中力や体力に影響が出やすくなり、勉強や運動にも悪影響が出ることがあります。
見た目に影響を及ぼす
口呼吸をしていると、口周りの筋肉や噛み合わせに偏りが出やすくなり、顔のバランスが崩れることがあります。下あごが前に出たり、鼻の下が伸びたように見えたりと、横顔や正面の印象に変化が現れることもあります。
また、口を開けたままの状態が習慣化すると、ぼんやりとした印象に見えることも少なくありません。
子どもの口呼吸を改善・予防する方法

子どもの口呼吸を改善・予防するには、原因を見極めながら段階的に対応していくことが大切です。ここでは、口呼吸の具体的な改善・予防方法について解説します。
鼻づまりの改善
鼻がつまっていると、自然と口で呼吸するようになります。風邪やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などが原因で鼻づまりが続く場合には、早めに耳鼻科で治療を受けましょう。
家庭では、加湿器を使って部屋の乾燥を防いだり、鼻をかむ習慣をつけたりすることも有効です。鼻呼吸をしやすい環境を整えてあげるようにしましょう。
口呼吸を意識的に減らす
子ども自身が口呼吸をしていることに気づくことも大切です。意識的に口を閉じて、鼻で息をする習慣づけを行うことで、徐々に呼吸の仕方が整っていきます。
特に、テレビを見ているときや、読書の時間など、無意識に口が開いてしまう場面で「口は閉じようね」と声をかけてあげましょう。
習慣化には時間がかかるため、叱るのではなく、優しく声をかけるのがポイントです。
舌を正しい位置に置く
舌の位置が下がっていると口がぽかんと開きやすくなり、口呼吸につながってしまいます。舌の先が上の前歯のすぐ後ろ、上あごに軽く触れているのが理想的な位置です。
この正しい舌の位置を覚えることで、口が閉じやすくなり、自然と鼻呼吸の習慣が身についていきます。鏡の前で一緒に確認したり、舌を上あごにつけて飲み込む練習をするなど、日々の意識づけが習慣につながります。
口周りの筋肉を鍛える
口呼吸を防ぐためには、口のまわりの筋肉をしっかり使うことが大切です。たとえば、ガムを噛んだり、口を閉じたままふくらませたりするトレーニングが効果的です。また、しっかり噛んで食べることも、自然に筋肉を鍛えることにつながります。
口のまわりの筋肉が発達することで、口が開きっぱなしになるのを防ぎ、鼻呼吸がしやすくなります。手軽にできるトレーニングを毎日の生活に少しずつ取り入れてみましょう。
姿勢を改善する
猫背や前かがみの姿勢は、呼吸が浅くなりやすく、口呼吸の原因となることがあります。姿勢が乱れると、あごの位置が後退して気道が狭くなり、鼻での呼吸がしづらくなるためです。特に、長時間のスマートフォンやゲームの使用、机にうつ伏せての読書などは、姿勢の乱れを招きやすい行動です。
正しい姿勢づくりには、日頃からの声かけや、椅子と机の高さを調整するなどの環境づくりも大切です。背筋を伸ばして座る習慣を身につけることで、呼吸がしやすくなり、自然と口を閉じた姿勢を保ちやすくなります。
定期的に歯科医院を受診する
口呼吸の癖がある子どもは、歯並びやあごの成長に影響が出ることがあります。定期的に歯科医院で診てもらうことで、そうした問題を早い段階で発見でき、必要に応じて矯正治療やトレーニングを受けられるでしょう。
また、歯科医院では口周りの筋肉の使い方や呼吸の仕方についてもアドバイスしてもらえるため、家庭では気づきにくい点を専門的にサポートしてもらえます。
まとめ

子どもの口呼吸は、見た目や健康にさまざまな影響を与えることがあります。早期に原因を特定し、適切な対策を講じることで、改善や予防が可能です。
家庭での意識づけや生活習慣の見直し、必要に応じて専門機関のサポートを受けることで、子どもが健やかに成長できる環境を整えていきましょう。気になる症状がある場合は、早めに耳鼻科や歯科医院に相談することも大切です。
お子さまの口呼吸が気になっている方は、松山市余戸、伊予鉄郡中線「余戸駅」より徒歩12分にある歯医者「おひさま歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯治療に限らず、さまざまなお口のお悩みに対応し、患者様一人ひとりに寄り添った歯科医療で健康維持に努めております。当院のホームページはこちら、WEB予約も受け付けておりますので、ご活用ください。

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