松山市のインプラント・矯正ならおひさま歯科クリニックへ

成人矯正

成人矯正


何歳からでもきれいな歯並びを手に入れることができます

「口元を隠さず、思いっきり笑ってみたい」
「人前で話すとき、歯並びが気になってしまう」
「食べ物が歯によく挟まるのが、長年の悩みだ」

大人になってから、ご自身の歯並びについてふとそのように感じたことはありませんか。

子どもの頃に矯正治療を受ける機会がなかった、あるいは一度は治療したけれど後戻りしてしまったなど、様々なご事情があることと思います。
「もう大人だから、今さら歯並びを治すのは難しいのでは」と諦めていらっしゃる方もいるかもしれません。

しかし、そのようなことは決してありません。成人矯正治療は年齢に関係なく、いつでも始めることができます。

そして矯正治療の目的は、単に見た目を美しく整えることだけにとどまりません。乱れた歯並びは虫歯や歯周病のリスクを高め、お口全体の健康、ひいては全身の健康にまで影響を及ぼすことがあります。

歯並びと噛み合わせを整えることは、ご自身の歯を一本でも多く、一日でも長く守り生涯にわたって健康で豊かな人生を送るための非常に重要な「未来への投資」なのです。

おひさま歯科クリニックでは見た目の美しさはもちろんのこと、しっかりと噛めるという「機能性」を両立させた長きにわたって安定する歯並びの実現を目指しています。

皆様の歯並びに対するお悩みを解消し、新たな一歩を踏み出すきっかけとなればこれほど嬉しいことはありません。


成人矯正が注目される理由

矯正が注目される理由|おひさま歯科

矯正治療というと、多くの方が「歯をきれいに並べる、審美的な治療」というイメージをお持ちかもしれません。
もちろんそれも大きな目的の一つです。

しかし、私たちが考える矯正治療はそれ以上にお口の健康を守り、将来的なリスクを減らすための「予防医療」としての側面を強く持っています。


歯並びが悪いことで起こりうる問題

歯並びが整っていない状態を専門的には「不正咬合」と呼びます。
不正咬合をそのままにしておくと見た目の問題だけでなく、お口の中に様々な不具合が生じやすくなります。

虫歯や歯周病になりやすくなる

なぜ虫歯はできるのか|おひさま歯科

歯が重なり合っていたり、ガタガタに生えていたりすると歯ブラシの毛先が届きにくい場所ができてしまいます。
そのような場所には歯垢(プラーク)が溜まりやすく、虫歯や歯周病の温床となります。

毎日丁寧に歯磨きをしているつもりでも、磨き残しが多くなってしまうのです。
歯並びを整えることは日々のセルフケアの効率を上げ、病気にかかりにくい口腔環境を作るためのもっとも効果的な方法の一つです。

噛み合わせの不調和による負担

歯並びが悪いと、噛み合わせのバランスも崩れてしまいます。
すると食事の際に特定の歯にだけ過剰な力がかかったり、噛む力が十分に発揮できなかったりします。

一部の歯に負担が集中するとその歯が欠けたり、割れたり、あるいは歯を支える骨がダメージを受けたりして歯の寿命を縮める原因となります。

顎の関節への影響

顎関節症|おひさま歯科

噛み合わせの不調和は顎の関節(顎関節)にも負担をかけます。

「口を開けるとカクカク音がする」「口が開きにくい」「顎が痛む」といった症状で知られる顎関節症の原因の一つが、この噛み合わせの乱れであると考えられています。

発音への影響

歯並び、特に前歯の状態は言葉を発する際の空気の通り道を形作ります。歯と歯の間に大きな隙間があったり、歯が正しい位置になかったりすると特定の音が発音しにくくなるなど、滑舌に影響が出ることがあります。

これらの問題は一つひとつは些細なことかもしれません。

しかし、長い人生を通じて見ればその積み重ねがお口全体の健康状態を大きく左右していくのです。
「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という「8020運動」が推進されていますが、その土台となるのがまさしくこの整った歯並びと正しい噛み合わせなのです。


おひさま歯科クリニックの成人矯正治療

当院では、ただ歯をきれいに並べるだけの矯正治療は行いません。
治療が終わった後もその美しい歯並びが長く安定し、患者様が生涯にわたって健康で快適な生活を送れること。

それが私たちの目指すゴールです。そのために私たちはいくつかの重要な考え方を大切にしています。


「機能美」こそが矯正治療の理想形

私が矯正治療においてもっとも重視しているのは「機能美」という概念です。これは見た目の美しさと、しっかりと噛めるという機能性が高い次元で調和している状態を指します。

私は日本顎咬合学会の認定医資格を有しており、常に「噛み合わせ」の観点からお口全体を捉える訓練を積んできました。

歯並びを整える際には歯一本一本の位置だけでなく、顔の骨格や筋肉とのバランス、そして上下の歯がきちんと噛み合い顎がスムーズに動くかという点までを考慮し治療計画を立案します。

どんなに美しく歯が並んでいても、噛み合わせが悪ければいずれどこかに不具合が生じ後戻りの原因にもなります。
機能的に安定している歯並びこそが本当の意味で美しく、そして長持ちする歯並びであると私たちは確信しています。


デジタル技術がもたらす精密さと快適さ

当院の矯正治療は先進のデジタル技術によって支えられています。これらの技術を駆使することで、より精密でより快適な治療を実現しています。

口腔内スキャナー「iTero Lumina」による革命的な歯型採り

口腔内スキャナー|おひさま歯科

矯正治療を始めるにあたり、お口の精密な歯型を採ることは不可欠です。
従来は粘土のようなピンク色の材料をお口の中に入れ、固まるまでじっと待つという方法が一般的でした。
この方法に不快感や吐き気をもよおした経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

当院ではこの歯型採りを、光学スキャナー「iTero Lumina」で行います。

これはペン型のカメラでお口の中をなぞるだけで、歯並びの情報を三次元のデジタルデータとして極めて精密に、そして瞬時に読み取ることができる装置です。
患者様はモニターに映し出されるご自身の歯並びを見ながら、リラックスした状態でスキャンを受けることができます。
不快な思いをすることなく、快適に歯型採りが完了するのです。

治療後の歯並びをその場で確認できる

「iTero」の優れた機能は歯型採りだけではありません。
スキャンして得られたデータを基に、治療後の歯並びがどのようになるのかをその場でコンピューターがシミュレーションしお見せすることができます。

治療を始める前にご自身の歯が美しく整っていく様子を視覚的に確認できるため、治療への期待が高まりモチベーションを維持する大きな助けとなります。


ライフスタイルに合わせて選べる矯正装置

成人矯正では治療中の見た目や快適性も、装置を選ぶ上で重要な要素です。当院では患者様一人ひとりのライフスタイルやご希望に合わせて、主に2種類の矯正装置から適切なものを選んでいきます。

1. マウスピース型矯正装置(インビザライン)

インビザライン|おひさま歯科

当院が特に力を入れているのが、このインビザラインによる治療です。
透明なマウスピース(アライナー)を一定期間ごとに新しいものに交換していくことで、少しずつ歯を動かしていきます。
インビザラインには以下のような特徴があります。

  • 透明で目立たない
    装着していても周りの人に気づかれることはほとんどありません。接客業の方や人前に出る機会の多い方でも、安心して治療を進められます。
  • 取り外しが可能
    食事や歯磨きの際にはご自身で自由に取り外すことができます。そのため食事制限もなく、歯磨きも普段通りに行えるためお口の中を衛生的に保ちやすいです。
  • 痛みが比較的少ない
    ワイヤー矯正に比べて歯を動かす力が緩やかで、口内炎などができるリスクも少ないと言われています。
  • 金属アレルギーの心配がない
    装置は医療用プラスチック製のため、金属アレルギーの方でも安心して使用できます。

2. ワイヤー矯正(セラミックブラケット)

ワイヤー矯正|おひさま歯科

歯の表面に「ブラケット」という小さな装置を接着し、そこにワイヤーを通して歯を動かしていくもっとも歴史と実績のある治療法です。

当院ではブラケットの素材に、歯の色に近い白く透明感のある「セラミック」を使用しています。従来の金属製のブラケットに比べて格段に目立ちにくく、審美性に配慮したワイヤー矯正が可能です。

幅広い症例に対応できる適応力の高さが、ワイヤー矯正の大きな強みです。歯を大きく動かす必要がある場合や、複雑な噛み合わせの治療などではこの方法が適していることもあります。


マウスピース型矯正(インビザライン)をさらに詳しく

当院が成人矯正において主軸の一つとしているインビザラインについて、さらに詳しくご説明します。


インビザラインで歯が動く仕組み

インビザライン治療では、初めに採得した歯型のデータを基に治療完了までの歯の動きをすべてコンピューター上で計画します。

そしてその計画に沿って、少しずつ形の違うアライナーが一度に数十枚作製されます。
このアライナーを通常は1~2週間ごとに、決められた順番で新しいものに交換していきます。
一枚のアライナーで動く歯の移動量は、わずか0.25mm程度です。このわずかな移動を繰り返していくことで、歯は徐々に計画通りの位置へと動いていきます。

持続的に、しかし緩やかな力をかけることで歯の周りの骨が吸収と再生を繰り返し、安全に歯を移動させることができるのです。


治療の成功を左右する「自己管理」の重要性

自己管理の重要性|おひさま歯科

インビザラインはご自身で取り外しができるという大きな長所を持つ一方で、その効果は患者様の協力度に大きく左右されます。

計画通りに歯を動かすためには、以下の点を必ず守っていただく必要があります。

  • 1日の装着時間を守る
    食事と歯磨きの時以外は常に装着し、1日20~22時間以上の装着時間を確保します。装着時間が短いと歯が計画通りに動かず、治療期間が延びる原因となります。
  • アライナーの交換時期を守る
    指示された交換スケジュールを守り、決められた時期に次のアライナーへと進みます。
  • アライナーを清潔に保つ
    取り外した際にはきれいに洗浄し、清潔な状態で保管します。不衛生な状態は虫歯や口臭の原因になります。

インビザライン治療は歯科医師と患者様が、信頼関係の下で協力し合うことで初めて素晴らしい結果へと繋がる治療法なのです。


「アタッチメント」が歯を動かす鍵

アタッチメント|おひさま歯科

インビザライン治療ではしばしば「アタッチメント」と呼ばれる、歯の色に似た小さな突起を歯の表面に接着します。
これはアライナーの力をより効率的に、そして正確に歯に伝えるための重要なパーツです。このアタッチメントがあることで、マウスピースだけでは難しい複雑な歯の動きも可能になります。
治療終了後にはきれいに除去しますので、歯に跡が残ることはありません。


成人矯正治療の具体的な流れ

矯正治療の流れ|おひさま歯科

ここでは当院で矯正治療を行う際の、ご相談から治療後の保定まで一連の流れをご説明します。

1

ステップ1:初診相談(カウンセリング)

まずは患者様の歯並びに関するお悩みや、どのような口元になりたいかというご希望を専門のカウンセリングルームでじっくりとお伺いします。
矯正治療の概要、考えられる装置の種類、おおよその期間や費用についてご説明し疑問や不安にお答えします。

2

ステップ2:精密検査

正確な治療計画を立案するために、お口の中の詳細な資料を採得します。

  • 口腔内スキャナー「iTero」による歯型のスキャン
  • 顔面および口腔内写真の撮影
  • レントゲン撮影(歯並び全体を写すパノラマ、頭の骨格を写すセファログラム)
  • 必要に応じた歯科用CT撮影
  • 虫歯や歯周病のチェック
3

ステップ3:診断・治療計画のご説明

精密検査で得られたすべての資料を分析し、患者様にとって適切と考えられる治療計画を立案します。iTeroのシミュレーション画像などをお見せしながら、治療によって歯並びがどのように変化していくのかを視覚的にご確認いただきます。

使用する装置、抜歯の必要性の有無、正確な治療期間と費用、考えられるリスクなどについてご納得いただけるまで詳しくご説明します。

4

ステップ4:治療開始

治療計画にご同意いただけましたら、いよいよ治療の開始です。

  • インビザラインの場合
    アライナー一式をお渡しし、着脱の方法やお手入れの仕方、注意事項などを丁寧にご説明します。
  • ワイヤー矯正の場合
    歯の表面をきれいに清掃し、ブラケットを接着してワイヤーを装着します。

治療開始前に必要に応じて虫歯の治療や歯のクリーニングを行います。

5

ステップ5:治療期間中の調整

治療中は通常1ヶ月に1回のペースでご来院いただきます。

  • インビザラインの場合
    歯が計画通りに動いているかを確認し、お口の中の状態をチェックします。数ヶ月分のアライナーをまとめてお渡しすることもあります。
  • ワイヤー矯正の場合
    ワイヤーの交換や調整を行い、歯に適切な力をかけていきます。
6

ステップ6:治療終了(動的治療の完了)

歯が計画通りの位置にきれいに並んだら、矯正装置を撤去します。歯の表面に残った接着剤などをきれいに取り除き、クリーニングを行います。
長かった治療もこれで一区切りです。

7

ステップ7:保定期間

矯正治療は装置を外したら終わりではありません。
歯を動かす治療(動的治療)が終わった後には、その美しい歯並びを安定させるための「保定期間」が始まります。
歯には何もしないと元の位置に戻ろうとする「後戻り」という性質があるため、この保定期間は治療そのものと同じくらい非常に重要なのです。

「リテーナー」と呼ばれる保定装置を指示された期間、決められた時間装着していただくことで後戻りを防ぎ歯並びを骨格に定着させます。
保定期間中も数ヶ月に一度ご来院いただき、歯並びの状態やリテーナーの適合性をチェックします。


矯正治療に関するよくあるご質問

Q. 矯正治療は何歳までできますか?

A. 歯と歯茎が健康であれば、矯正治療に年齢の上限はありません。当院でも60代以上で治療を始められる方は珍しくありません。ただし、年齢とともに歯周病のリスクが高まるためお口の中の健康状態をしっかりと確認した上で治療を開始します。

Q. 治療期間はどのくらいかかりますか?

A. 歯並びの状態や治療計画によって大きく異なりますが、全体的な矯正の場合一般的には2年半から3年半程度が目安となります。その後、歯並びを安定させるための保定期間が必要です。

Q. 治療中に痛みはありますか?

A. 新しい装置をつけた直後や、調整を行った後の数日間は歯が浮いたような、あるいは締め付けられるような痛みや違和感が出ることがあります。これは歯が動き始めている証拠であり、通常は数日で治まります。痛みの感じ方には個人差がありますが、我慢できないほどの強い痛みが続くことは稀です。

Q. 矯正のために歯を抜くことはありますか?

A. 歯をきれいに並べるためのスペースが顎の大きさに比べて不足している場合、健全な歯であっても抜歯をお願いすることがあります。私たちはできる限り歯を抜かない非抜歯での治療を目指しますが、無理に歯を並べると口元が突出してしまったり歯並びが不安定になったりする可能性があります。良好な治療結果を得るために抜歯が必要と判断した場合は、その理由を丁寧にご説明します。

Q. 治療費の支払い方法にはどのようなものがありますか?

A. 当院では現金でのお支払いのほか、各種クレジットカード、そして月々の負担を抑えることができるデンタルローンもご利用いただけます。治療計画のご説明の際にお支払いについても詳しくご案内しますので、お気軽にご相談ください。
ご予約 ➝ RESERVATION お電話 ➝ TEL